例えばカフェで読むならば、
席について
コーヒーが届くまでの時間や、
甘いものを食べて
ホッとして、
フォークを置いて頁をめくり、
コーヒーの香りと一緒に
また新しい物語が始まる。
そんな小さな時間で
読み終えられる
お話が24篇。
どの話にも
月とコーヒーが出てきて、
その先が気になる
あの人はどうなったのだろうと
ぷつっと物語が終わるから、
自分が話の中に
取り残された感覚になる。
それがまた
心地よいのだけれど。
現実から離れた
物語に浸りながら、
コーヒーと一緒に読んでいただけたら。
おすすめの一冊。
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