11年。
- うたたね
- 2024年12月12日
- 読了時間: 3分
11年前の12月12日。
私はカフェを開店させました。
ふと目に留まったその場所に「貸室」と張り紙と電話番号が書いてあり。
その番号に電話した所から店は始まりました。
その貸室を見せてもらった時、
不思議とお店の全貌が目に浮かび、
あっという間に完成させる事が出来ました。
窓の木枠はミントグリーンに、
灯りはオレンジ色で、
色んな照明を付けよう。

大家さんが「好きにしていいよ」と言ってくれたので、何もなかった場所にカウンターを作り、窓硝子を透明に変えて、水道を取り付け。

場所を見つけて2ヶ月弱で開店したそのお店は、
7年半程続きました。
その間に色々とあり、
コロナもあり。
その頃は人が集まってはいけないと言われて、
早い時間なら人の動きが少ないんじゃないかと、朝ごはんを始めてみたり。

野菜を蒸し煮にしてホワイトソース変わりに。
野菜のグラタン。
野菜の蒸し煮で煮た押し麦リゾット。

ケーキも作り焼き菓子も作り、
その場所では色んな事をやらせてもらって、
とても満足して店の閉店を決めたのですが。
また今の場所と出合うこととなり、
コチラも1ヶ月ちょっとで開店する事が出来ました。
別にスピードを求めているわけではなく、
ただいつも運が良かったなと思っています。

私の力はほとんどなく、
周りの人達に助けてもらい続けている11年です。
前の店から通い続けて下さるお客様のお話をすると、商いの先輩には「ありえないよ。」と驚かれます。
店の名前も場所にあった様に変えてしまった事は、ありえないらしいです。
そう言われても、
私はこの場所は英語だと違和感で、
名前を変えることに迷いはありませんでした。
場所や名前が変わっても、
私が何も変わってないので、
分かって下さる方たちが今も足を運んで下さるのかなと思います。
またコチラへ来て新しく出会ったお客様達も、
お店を気に入って下さる想いに驚くことばかりで。
これもまたご縁かなと思い、
身に余る有り難い日々をおくっております。
特に目標もない計画も出来ない私ですが、
11年続けられた事に皆さまに感謝致します。
まずは今日という1日に、
一瞬でもホッとする時が作れたら良いなと、
カフェの時も今の菓子店になっても想いは変わらりません。
またお時間がございましたら、
どうぞおやつを買いにお立ち寄り下さいませ。

本日のケーキ
·ツインチーズケーキ
·ガトーショコラ
·苺とシナモンのタルト
·りんごと木の実の米粉ケーキ
·キャロットケーキ
マフィンは、
焼き芋
スコーンは、
·全粒粉
·黒糖
それでは、
本日も宜しくお願い致します。

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